車種別の故障/持病を紹介

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タフトの故障傾向と中古車選びのポイントとは?

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はじめに

2020年に登場したダイハツ「タフト」は、軽クロスオーバー市場におけるスズキ・ハスラーのライバルとして華々しくデビューしました。同様にミドルサイズの軽ハイトワゴンでありながら、そのキャラクターは対照的です。

ハスラーが丸みを帯びたポップで親しみやすいデザインであるのに対し、タフトは四角を基調とした直線的なフォルムが特徴。男性的でアウトドア感のある“ギア感覚”な外観は、アクティブなユーザーに高い支持を受けています。

特に注目すべきは、タフトの代名詞ともいえる**「スカイフィールトップ」の存在。前席の頭上が大きく開けたガラスルーフ仕様となっており、開放感あふれる室内空間を演出しています。さらに、Gグレードでは足元のホイールハウス奥をブラックアウト**処理するなど、メリハリのあるサイドビューも人気の一因です。

内装もまた外観同様、エッジの効いた直線的なデザインを採用。インパネやセンターコンソールなどには力強さを感じる造形が施されており、実用性と遊び心を両立した仕上がりです。

そんなタフトも発売から5年が経過し、中古車市場では数多くの在庫が流通。価格がこなれてきた今こそが“買い時”と言える状況になってきました。しかし、中古でタフトを検討する上では、見逃せない故障傾向やウィークポイントも存在します。

この記事では、タフトの代表的なトラブル事例や注意すべきポイントを詳しくご紹介。納得のいく一台と出会うために、ぜひ参考にしてみてください。

 

目次

 


タフトの主な弱点と故障傾向

弱点①:ウォーターポンプの異音

タフトに搭載されているKF型エンジンは、ダイハツの軽自動車で広く採用されている信頼性の高いユニットです。しかしその一方で、ウォーターポンプからの異音トラブルは以前から報告されており、ミライースやムーヴでも同様の症例があります。

具体的には、「キュルキュル」「カラカラ」といったベルト鳴きや異音がエンジンルームから聞こえてくる場合、ウォーターポンプの軸受けやベアリングの劣化が原因の可能性が高いです。

そのまま放置すると、冷却水漏れ→オーバーヒート→エンジン損傷という最悪の事態を招くこともあるため、早めの交換対応が重要です。保証期間中であれば無償対応されることもあります。

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弱点②:クランク角センサーの不調

タフトでは、走行中にエンジンの回転数が不安定になる症状が発生することがあります。この原因のひとつが、クランク角センサーの故障です。

本来であれば、チェックエンジンランプが点灯して異常を知らせてくれますが、稀にランプが点灯しないケースもあるため注意が必要です。

症状が出たり出なかったりすることもあるため、「最近アイドリングが不安定」「始動性が悪い」と感じたら早めに点検してもらいましょう。

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弱点③:内装の異音(ビビリ音)

タフトは車両重量を抑えるため、内装部材の厚みがやや薄めに設計されています。その影響で、経年劣化や振動によって「カタカタ」「パタパタ」といったビビリ音が出ることがあります。

特にダッシュボード周辺やピラー、ドアトリムなどでの発生が多く、日常的な使用において“気になる音”として感じられるケースも。エアコン吹き出し口や内張りの取り付けが甘くなっている場合もあるため、購入前の試乗時に要チェックです。

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弱点④:プッシュスタートスイッチの不具合

一部のタフトで報告されているのが、プッシュスタートスイッチの反応が悪くなる症状です。

「スタートボタンを押しても反応しない」「何度か押さないと始動しない」といった現象が稀に見られ、ディーラーでは対策品への交換が案内されているケースもあります。

保証期間中であれば無償修理になる可能性が高いため、該当する車両を購入する場合は、整備履歴やキャンペーン対応の有無を確認しておきましょう。

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注意:リコールやサービスキャンペーン

タフトでは、これら弱点に関係するリコールやサービスキャンペーンが複数実施されています。

たとえば、

  • 電装系の制御ソフトの不具合

  • ドアロックの作動不良

  • ブレーキ系の警告表示

といった内容でのリコールも出ており、対象車両に対しては無償で対策部品へ交換されています

購入前には、メーカー公式サイトで車体番号(VIN)を入力し、未対策のリコールがないか確認するようにしましょう。販売店に確認しても良いですが、自分でも簡単に調べられます。

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経年劣化による定番トラブル

タフトは比較的新しい車種とはいえ、5年が経過した初期型では徐々に経年劣化による不具合も見られるようになってきました。

特に注意したいポイントを以下にまとめます:

  • エアコンの効きが悪い(冷媒ガス漏れ・コンプレッサー不良)

  • ラジエーターからの冷却水漏れ

  • オルタネーターの不具合(充電警告灯の点灯など)

  • イグニッションコイルの劣化(失火・エンジン不調)

  • 足回りブッシュの劣化(異音・直進性悪化)

  • ショックアブソーバーの抜け(フワフワした乗り心地)

  • 燃料ポンプの故障(エンジンがかからない)

  • ハブベアリング異音(「ゴーッ」と響く音)

  • ボディ下回りの錆(特に雪国・塩害地域で使用された車両)

いずれも適切な整備で対応可能な範囲ですが、購入前にこうした症状が出ていないか、実車でしっかりと確認しておくことが大切です。


タフトの故障に備えるには?

基本的にタフトは設計が新しく、構造もシンプルなため故障リスクは少なめです。過剰な電子制御や複雑なハイブリッド機構がないため、メンテナンス性にも優れています。

その上で、以下のような基本的なメンテナンスを心がければ、長く安心して乗ることができます

  • エンジンオイル交換:5,000kmまたは6ヶ月ごと

  • エアフィルター、プラグ、ブレーキパッド:年1点検

  • バッテリーと冷却水:2年ごと交換目安

  • タイヤ空気圧や足回り:月1点検

また、定期点検をきちんと受けている車両は、中古市場でも評価が高い傾向にあります。


タフトの中古車を選ぶときのチェックポイント

中古でタフトを購入する際には、以下のポイントをチェックしましょう。

● 点検記録簿の有無

整備履歴が記録されている車両は、メンテナンス意識の高い前オーナーが使用していた可能性大。信頼性が上がります。

● 内外装の状態

目視チェックが重要です。外装も傷や錆をチェック。

● 修復歴の有無

できるだけ修復歴のない車両を選ぶのが安心。フレーム修正歴などがあると、足回りのアライメントに影響することがあります。

● 試乗時の異音

走行中のビビリ音や、発進時のギクシャク感、ブレーキの鳴きなどがないか、必ず実走で確認を。


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まとめ

タフトは、デザイン性・実用性・コスパを高次元でバランスさせた軽クロスオーバーの優等生です。発売から数年が経ち、中古車市場では価格も安定しており、今が狙い目の一台と言えるでしょう。

一方で、KFエンジン特有のウォーターポンプ異音や内装のビビリ、プッシュスタート系の小トラブルなど、知っておきたい“軽微な弱点”も存在します。しかし、いずれも致命的ではなく、事前に把握しておけば安心して長く乗れる車です。

中古でタフトを検討中の方は、ぜひこの記事の内容を参考に、信頼できる1台と出会ってください。